APTTは内因系凝固因子の働きの異常を検出する検査。
APTT値 | 考えられる病態・疾患 | |
延長 | 55秒以上 |
[高頻度]ヘパリン治療中, 非代償性肝硬変, 劇症肝炎, ビタミンK欠乏症(新生児, 母乳栄養児, 閉塞性黄疸, 下痢, 抗菌薬長期間投与) |
40~55秒 | [高頻度]ヘパリン治療中, 肝硬変, 肝癌, ビタミンK欠乏症 [可能性]血友病A, 血友病B, DIC, von Willebrand病, ループスアンチコアグラント, 第5, 8, 9因子などに対する循環抗凝血素 |
|
短縮 | 24秒以下 | [可能性]採血時の組織液混入 |
参考文献
異常値の出るメカニズム
臨床検査データブック
コメント