MEN 多発性内分泌腫瘍とは
MENとは、複数の内分泌線に特定の組み合わせで腫瘍や過形成が生じる症候群。
常染色体優性遺伝により発症する家族性腫瘍症候群。
MEN1(Wermer症候群) | MEN 2A(Sipple症候群) | MEN 2B |
副甲状腺機能亢進症 (P: parathyroid) |
神経腫 (N: neuroma) |
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下垂体腫瘍 |
甲状腺髄様癌 (T: thyroid) |
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膵内分泌腫瘍 (P: pancreas) |
副腎褐色細胞腫 (A: adrenal) |
ゴロでの覚え方
ゴロは、「MEN1はPPP, MEN 2AはPTA, MEN2BはNATO」
「PPAPにPTAもなっとく」などあります
頭文字Pは三種類もあります。混乱する方は図で覚えた方がいいかもしれません。
図での覚え方
私は、めづ4のhzm流で乗り切りました。個人的にめづ4は激推しです。
まず1、2A、2bを書く。1は斜めに、2AのAは逆さに、2BのBは小文字のbを書く。
図形の上から順に、頂点や辺に関連付けられた臓器を思い出す。
1AはAの頂点に下垂体、1の左端と右に副甲状腺、1の横棒に横長の膵臓を関連付ける。
2Aは逆さになったAの2つの頂点に副甲状腺を、横棒に甲状腺を、最下部に副腎を関連付ける。
2Bは、 bの最頂部にある口を粘液と関連付けて、bの弧を神経と関連付ける。
bの垂直な線を上から下って行った時の最初の交点に甲状腺を、2番目の交点に副腎を配置する。
1型と2A型は副甲状腺機能亢進症が共通、2Aと2Bは甲状腺髄様癌、副腎褐色細胞腫が共通していることをリンクさせておくと、一部の臓器を忘れても導くことが可能です。
参考文献
病気がみえる 糖尿病代謝内分泌
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