市中肺炎の入院適応は「敗血症」と「A-DROP」で判断する

CAPフローチャート 呼吸器

市中肺炎の入院適応フローチャート

市中肺炎の入院適応は、敗血症の有無A-DROPによる重症度でわける

成人肺炎診療ガイドライン2017

敗血症

qSOFAで2項目以上あれば、敗血症疑い

qSOFA

・呼吸数≧22回/分
・GCS<15
・収縮期血圧≦100mmHg

A-DROPによる重症度評価

A-DROPで3項目以上あれば、入院で加療を行う

A-DROP

Age:男性70歳以上、女性75歳以上
Dehydration:BUN≧21mg/dLまたは脱水あり
Respitration:SpO2≦90% (PaO2≦60Torr)
Orientaiton:意識変容あり
Blood Pressure:収縮期血圧≦90mmHg

0項目(軽症)➡外来
1or2項目(中等症 )➡入院または外来
3項目(重症)➡ ICU
4or5項目(超重症)➡ ICU
※ショックがあれば1項目のみ該当でも超重症となる



参考文献
成人肺炎診療ガイドライン

コメント