【覚え方】足根管を通る血管、神経、腱の覚え方

tarsal tunnel syndrome 整形外科

足根管症候群とは

足根管症候群(読み方:そっこんかんしょうこうぐん、英語:tarsal tunnel syndrome)は、屈筋支帯、距骨、踵骨で囲まれたトンネルを通る脛骨神経が圧迫されることによって起こる疾患です。足底への放散痛が特徴です。ガングリオンや距踵骨癒合症による圧迫が最も多い原因ですが、特発性もあります。

覚え方

ゴロ1 Tom Dick and Harry

語呂合わせ1
Tom Dick and Harry

今回は英語で語呂合わせです。足根管症候群って出会う機会がなさそう、かつ国家試験で出るのか?私が個人的に愛してやまない めづ4データーベースでは検索ゼロでした。余裕がない方は読み飛ばしてOKです。暇を持て余している御方々のみお付き合いください。

Tom Dick and harry は不特定多数の人を表す慣用句です。日本語だと「猫も杓子も」が該当するんでしょうか。アメリカの医学生では有名な覚え方みたいですね。教えてもらいました。

映画のタイトルにもなっているみたいです。1941年にアメリカで制作され、Ginger Rogers演じるJanieがカーセールスマンのTom, お金持ちのDick, 修理工のHarryらからプロポーズをされるロマンスコメディです。

そのパロディ映画がインドで制作されているらしく、個人的にはその映画のポスターの方が覚えやすかったです。著作権の関係で掲載は控えます。気になる方はwikipedia「Tom, Dick, and Harry (2006 film)」を見てください。ポスターに写っている俳優さんが足根骨症候群で足を痛めたTom, Dick, Harryにしか見えなくなりました(笑)

※見やすさ重視でtendonは省略しています。

足根管を通る神経・血管・腱

Tom:Tibialis posterior 後脛骨筋腱
Dick:flexor Digitorum longus 長趾屈筋腱
a:posterior tibial artery
 後脛骨動脈
nd:
tibial nerve 脛骨神経
Harry:flexor Hallucis longus
 長母趾屈筋腱

ゴロ2 Tom Dick And Very Nervous Harry

語呂合わせ2
Tom Dick And Very Nervous Harry

余裕がある方や将来整形外科を目指す医学生はより詳細な語呂合わせをどうぞ。

Veinが新しく追加されNerveを想起しやすいように工夫されています。

腱の走行も前から後ろに順番通りになっています。解剖を覚える際にも便利ですね。解剖学の試験前にもどうぞ。英語→日本語の変換ができないやんと嘆いている方はどうぞご安心を。日本語で作ってみました↓

足根管を通る神経・血管・腱

Tom:Tibialis posterior 後脛骨筋腱
Dick:flexor Digitorum longus 長趾屈筋腱
and:posterior tibial artery
 後脛骨動脈
Very:posterior tibial vein 後脛骨静脈
Nervous:tibial nerve 脛骨神経
Harry:flexor Hallucis longus
 長母趾屈筋腱

ゴロ3 即行でこける銚子のちょうぼし君

語呂合わせ3
即行でこける銚子のちょうぼし君

足根管症候群を患う、銚子(出身の)ちょうぼし君。足が痛すぎて即行でこけるようです。

足根管を通る腱

即行で:足根管症候群(そっこんかんしょうこうぐん)
こける:後脛骨筋腱(いこつきんけん)
銚子長趾屈筋腱(ちょうしくっきんけん)
ちょうぼし君:長母趾屈筋腱(ちょうぼしくっきんけん)

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