検査 血清鉄(Fe)が増加・減少する原因 血清鉄が増加・減少する原因基準値:男性64~187μg/dL 女性40~162μg/dL ※基準値は施設によって異なる 検査目的:貧血の原因疾患の鑑別健常成人の総鉄量は約4gであり、蛋白と結合して存在している。約2/3はヘモグロビンと結合... 2020.06.05 検査
検査 Dダイマー上昇の原因 Dダイマーの血中半減期は、6時間程度。よって、Dダイマーは架橋フィブリン形成後のプラスミン生成反応、つまり二次線溶系の存在を示す。体内に安定フィブリン(血栓)が存在することを示す。DIC診断基準については、旧厚生省研究班の補助項目, IST... 2020.06.05 検査
麻酔科 APL弁とは APL(adjustable pressure limiting)弁とは、患者の気道内圧を調整する弁。APLバルブを調整することで、マスク換気時あるいは自発呼吸時に、患者にかかる気道内圧をコントロールできる。回路内圧(気道内圧)がAPLで設... 2020.06.03 麻酔科
血液 大量輸血で低カルシウム血症がおきる理由 輸血製剤に含まれる凝固防止剤(クエン酸)がCaと結合して低Ca血症となる血液が凝固するとき、13の血液凝固因子以外にCaイオンなどが凝固カスケードに関与する。クエン酸Naは、Caイオンと結合するため、血液凝固の仕組みが働かなくなる。大量輸血... 2020.06.02 血液
整形外科 なぜ手をグーにすると手根管症候群が増悪するか 手をグーにすることで手根管を通る屈筋腱が正中神経を圧迫するから 手根管は手関節部にある手根骨と横手根靱帯(屈筋支帯)で囲まれた伸び縮みのできないトンネルで、その中を1本の正中神経と指を動かす9本の腱が滑膜性の腱鞘を伴って走行している。この手... 2020.06.01 整形外科
検査 FDPが上昇、低下する原因 フィブリノゲンにプラスミンが作用すると、D領域とE領域の間のセグメントが切断され、D分画とE分画が生成される。一方、フィブリノゲンにトロンビンが作用すると、フィブリンモノマーが重合してフィブリンポリマーとなる。フィブリンポリマーはさらにトロ... 2020.05.31 検査
検査 APTT延長、短縮の原因 APTTは内因系凝固因子の働きの異常を検出する検査。APTT値考えられる病態・疾患延長55秒以上ヘパリン治療中, 非代償性肝硬変, 劇症肝炎, ビタミンK欠乏症(新生児, 母乳栄養児, 閉塞性黄疸, 下痢, 抗菌薬長期間投与)第1, 2, ... 2020.05.30 検査
検査 フィブリノゲン上昇、低下の原因 フィブリノゲンは、肝臓で合成される糖蛋白。血小板凝集(一次止血)にも、血液凝固フィブリン網形成(二次止血)にも利用される。フィブリノゲン減少は重篤な出血傾向をきたす。フィブリンやフィブリノゲンは、プラスミンにより分解されると、フィブリン/フ... 2020.05.29 検査
内分泌代謝 【ゴロ】MEN 多発性内分泌腫瘍の覚え方 MEN 多発性内分泌腫瘍とはMENとは、複数の内分泌線に特定の組み合わせで腫瘍や過形成が生じる症候群。常染色体優性遺伝により発症する家族性腫瘍症候群。MEN1(Wermer症候群)MEN 2A(Sipple症候群)MEN 2B副甲状腺機能亢... 2020.05.28 内分泌代謝