Child-Pugh分類
1点 | 2点 | 3点 | |
脳症 | なし | Ⅰ・Ⅱ | Ⅲ・Ⅳ |
腹水 | ない | 少量 | 中等~高等量 |
血清ビリルビン値(mg/dL) | 2.0未満 | 2.0~3.0 | 3.0超 |
血清アルブミン値(g/dL) | 3.5超 | 2.8~3.5 | 2.8未満 |
プロトロンビン活性値(%) | 70超 | 40~70 | 40未満 |
脳症
Ⅰ:軽度錯乱または緩徐、羽ばたき振戦なし
Ⅱ:傾眠状態、羽ばたき振戦あり
Ⅲ:著明な錯乱、傾眠、羽ばたき振戦あり
Ⅳ:無反応または疼痛刺激に対する反応のみあり、羽ばたき振戦あり
A | 5~6点 |
B | 7~9点 |
C | 10~15点 |
各項目のポイントを加算してその合計点で分類
治療予後を推測するのに最も有用とされており、食道静脈瘤治療、肝癌に対する肝部分切除術などの方針決定の参考にもされる。
実際の治療(主に肝癌治療)においては、患者ごとに肝機能の値を正確に算出するのは容易ではなく、肝機能をA、B、Cの3段階に分類している。肝機能が最も高く、安全に治療が行えるのがA、治療に注意を要するのがB、最後のCは非代償性肝硬変の状態で、肝癌や合併症に対する侵襲を伴う積極的な治療は行えない。
【ゴロ】Child-pugh分類の覚え方
メジャーな覚え方は「ビア腹のpatient」
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