【ゴロ】 腎性尿崩症をきたす電解質異常

nephrogenic diabetes insipidus 腎臓

【ゴロ】 腎性尿崩症をきたす電解質異常

腎性尿崩症をきたす電解質異常は、低カリウム血症、高カルシウム血症、高リチウム血症です。

尿崩症とは AVP(バソプレッシン)の分泌障害、またはAVP(バソプレッシン)に対する反応性の低下のため、 腎集合管における水の再吸収が障害され、多尿、多飲、口渇となる疾患です。尿崩症は、視床下部や下垂体後葉におけるAVP分泌障害が原因となる中枢性尿崩症、AVPの分泌は正常だが集合尿細管の V2受容体の障害のためAVPに対する反応性が低下する腎性尿崩症、心因性多飲症に分けられます。

腎性尿崩症はさらに遺伝性、続発性に分けられます。 続発性の原因としては 腎疾患( 水腎症、多嚢胞腎、アミロイドーシス、慢性腎盂腎炎)、電解質異常( 低カリウム血症、高カルシウム血症)、 薬剤( 炭酸リチウム、アムホテリシンB)があります。 電解質異常を原因とする 続発性腎性尿崩症は、医師国家試験に出題されています。語呂合わせで覚えましょう。

女房リッチにテカリ効果

腎性尿崩症をきたす 電解質異常

女房: 腎性尿崩
リッチに: 高リチウム血症
テカリ: 低カリウム血症
効果: 高カルシウム血症

参考文献

イヤーノート 内科・外科編

病気がみえる vol.8 腎・泌尿器

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