インターロイキンは数が多く、すべて覚えたとしても医師国家試験の頻出分野ではありません。苦労して覚えても合否に関わらないのであれば、割り切って他の分野の勉強に時間をあてるのも1つの戦略です。とは言え、大学の定期試験や小テストで避けては通れない人もいるはず!ってことで覚え方をまとめました。制作に結構時間がかかってしまい休日のQOLが下がってしまいましたが、1人でも役に立つ方がいれば大満足です。
インターロイキンの作用一覧
インターロイキン(IL) | 作用 |
IL-1 | 炎症反応の惹起、発熱 好中球・リンパ球の活性化 |
IL-2 | T細胞、NK細胞の活性化増殖・分化 CTLへの分化誘導 |
IL-4 | Th2細胞への分化誘導 B細胞の増殖・分化、IgG・IgE産生促進 |
IL-5 | B細胞の増殖・分化、IgAなどの産生促進 好酸球の増殖・活性化 |
IL-6 | 急性期蛋白質 (CRPなど)の産生促進 炎症反応の惹起 TGF-βと共同でIgA産生 |
IL-8 | 好中球の遊走・活性化 |
IL-10 | Th1細胞、マクロファージの機能抑制 |
IL-12 | Th1細胞への分化誘導 NK細胞の活性化 |
IL-13 | B細胞の増殖・分化 IgE産生の促進 Th1細胞、マクロファージの機能抑制 |
IL-1 発熱
インターロイキンの1発目。1発→発熱としりとり形式で覚えましょう。
IL-2 T細胞・NK細胞の活性化、増殖、分化
IL-2はとにかく2づくしです。2つの細胞が出てきます。1つ目の細胞は画数が2のT細胞。2つ目の細胞は2文字のNK細胞。
IL-4 Th2細胞への分化誘導、B細胞の増殖・分化、IgG・IgE産生促進
工事中。。。
IL-5 好酸球の増殖・活性化
IL-5のごはこうさんきゅう(好酸球)の頭文字です。
IL-6 急性期炎症蛋白の産生促進、炎症反応惹起
IL-6の6は「む」、むおえる→もえる→炎症です。
IL-8 好中球の遊走・活性化
好中球の分葉核が8の形にみえることからIL-8を連想します。
IL-10 Th1、マクロファージの機能抑制
IL-10は、10の1をTh1の1とリンクさせ、10の0をマクロファージのロとリンクさせています。10の0にOFFをリンクさせ、抑制を連想すれば完成です。
IL-12 Th1細胞への分化誘導、NK細胞の活性化
IL-12は、12の1にTh1の1をリンクさせ、12の2を右に90度倒してNにすればNK細胞がリンクします。
IL-13 B細胞のの増殖・分化、Th1細胞、マクロファージの機能抑制(IL-10と同様)、3→IgE産生促進
IL-13は13を3つの要素に分けます。1と3を密着させてB、13=10+3で10と3にします。
BはB細胞、10はIL-10の作用(Th1細胞、マクロファージの機能抑制)と同じです。3は右にごろごろと180°回転させればIgEのEになります。
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